2013年4月11日木曜日

●インド映画 『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』


ナマスカール!

私(クマール1号)は、日本×インディアの混血であるのにも関わらず、最近になって、インド映画にハマってしまいました (遅すぎ)

ということで話題の「恋する輪廻 オームシャンティオーム」を見にいきました。

インド映画というと、ファニーな3枚目俳優と綺麗な女優が、ベタベタな純愛ラブロマンスを展開し、そこにハイテンションなミュージック&ダンスシーンをふんだんに挿入しながら、大袈裟に盛り上げていくエンターテイメントみたいな勝手なイメージを持っていました。。。


が、安易でした。全然違いました。すいません。

ただテンション高くて「わけわからんが面白い」だけじゃないんです!
安易でチープなラブロマンスとは全然違って、まさにヨガのように、カレーのように、インド映画も深遠な味わいがあったんですね。知ってました?笑。

愛あり、笑いあり、涙あり、サスペンスあり、アクションあり、ダンス&ミュージックあり、様々な要素を織り交ぜながら作り上げるエンターテイメントムービーは、まさにマサラな!ミックススパイスがごとく、奥深い味わいになるわけです!

インド映画は、“ナヴァ・ラサと呼ばれる9つの感情色気、勇気、笑い、悲しみ、驚き、恐怖、怒り、憎悪、平安】を織りこんで作っているようですが、確かにこのすべての要素が映画の中に入っているんです。

 そのマジック・スパイスが効いたのか、映画を見ているうちに、自分の中に眠っていた様々な感情や記憶が触発されてゆくのです。
どんどん自分の内側から色んなモンが湧き上がってきて、それが混ざりあい、化学反応を起こしながら、全身に広がって、不思議な「高揚感」と「感動」に満たされてゆくのです
映画を観終わったあとは、自分が新しく調合されたような気分になりました。

 オームシャンティオーム』も、プロモーションビデオや広告文を見ると「能天気」で「愛」と「笑い」に満ちあふれたお話に見えるんですが、すごく「悲しく」「切ない」お話でもあるんです。
でも感想としては、「悲しく」「切ない」印象だけでもなく、「楽しく」「幸せ」な印象だけでもないんですよね。「希望」も「勇気」ももらうんですが、同時に「わびさび」も深くなるような、、、、すべてが入り混じった絶妙にマサラな味わいで、、、単純に楽しいとか、悲しいとかという感想では割り切れない、ナヴァラサな作品でした。今も余韻が残っていますが、非常に良い感じです。人を想う一途で純粋な気持ちに、とにかくグッときました。

3時間ありましたが、あっと言う間でした。

東京は419日(金)までらしいので、もうすぐ終わっちゃいます。

まだの方は絶対に見てください♪
http://www.uplink.co.jp/oso/(オフィシャルサイト)
もう一回見たいです(涙)


余談ですが、私のペンネームになっている「クマール」という名前なんですが、
この映画のなかで「クマールとはスターになれる名前の一つ」として紹介されていました。

私としては、ブログを始めるときに良い名前が浮かばず、軽いノリで知人の名から拝借して一時的なニックネームにしていたんですが、実はすごい良い名前だったと知って、今後もこれで行こうと思いました(笑)
よろしくお願いします。